第22回:丁/ちょう,てい,ようろ,よろ (地名読み)

丁,ちょう,てい,ようろ,よろ (地名読み)

市区町村名では「~丁目のように行政区画「ちょう」読みで使われることが多く、他に「てい」読み、また「ようろ」,「よう」などの読みがあるようです。現代では余り使われなくなった言葉もありますが、陰陽五行説、成績または順位、賭博用語、法律用語、他漢字の代用または略字、など様々な用途で使われています。

当ページデータ:2016/06/30(日本郵政更新データ使用)

当ページ更新日:2016/07/01


一般的な意味

一般的な用例
包丁(ほうちょう)、丁寧(ていねい/叮嚀)、丁重(ていちょう/鄭重)、丁度(ちょうど)、装丁(そうてい/装釘)、香料などの丁子(ちょうじ)または丁香(ちょうこう)、数の数え方で豆腐一丁(いっちょう)、など

専門用語/歴史用語
十字路と同様に丁字路(ていじろ)は正式な道路交通法用語、「甲,乙,丙」に続く丁(てい)」は成績や順位で4番目、職種差別用語の丁稚(でっち)、尺貫法で一町の代用,略字として一丁(いっちょう)、商業用語で符牒の代用,略字として符丁(ふちょう)、賭博用語丁半(ちょうはん)または偶数を表す丁(ちょう)、陰陽五行説の十干で4番目を意味する丁(てい/ひのと)、律令制度で租税対象の21歳から60歳までの男子「丁(てい)」、など

読み/てい

○○丁
末尾に「~▽▽番地」と付く場合もありますが、分類表記「甲,乙,丙,丁」表記名の名残が多くあり、陰陽五行説の「十干」に因む場合もあるようです。

○○丁▽▽地域名
宮城県栗原市高清水丁牧堀(たかしみずていまきぼり)がありますが、これらも「甲牧堀/こうまきぼり」、「乙牧堀/おつまきぼり」、「丙牧堀/へいまきぼり」、などがあり、上記同様と思われます。
また同市に「高清水丁神明/たかしみずていしんめい」があり、合併による変更もありますが、同様の地名が存在していたようです。

北海道夕張市丁未(ていみ)
この地域に人が住みついた年に因み、陰陽五行説の「丁未((ひのとひつじ/ていび)」から転じたとする説が有力だそうです。

京都市上京区三丁町(さんていちょう)く
「中立売通」における町の長さが約三町あり、代用,略字としての三丁(さんちょう)から転じて三丁(さんてい)とする説、または三地域を統合したことに由来という説などがあります。

京都市上京区仕丁町(していちょう)
京都市上京区三丁町の南側にあり、「続日本後記」にも登場する地名の様ですが、現在に地名が引き継がれている理由などは不明です。

読み/ようろ

千葉県香取市丁子(ようろご)
香取市大倉丁子(ようろご)
律令制度で租税対象の21歳から60歳までの男子「丁(ちょう/てい/よほろ)」に由来とされ、「ようろ」読みは「よほろ」から転じているようです。

福井県大野市上丁(かみようろ)
大野市中丁(なかようろ)
大野市下丁(しもようろ)
こちらは地元の伝説由来との説があり、「仲の良い三人姉妹の尼さんが修行中に意見が合わなくなり、山から下りる時に丁字(ていじ)の形をした杖を頼りによろよろと下山。以降は三姉妹が一緒に住むことはなくなり、山の麓の三地区の地名由来となっている」、とのことです。
「よろよろ」下山する様子、丁字(ていじ)の形をした杖、2つを併せた造語のようです。個人的な推測ですが、律令制度の丁(よほろ)には成年男子の膝の裏の意味もあり、何らかの関係があるかも知れません。

読み/よろ

兵庫県姫路市勝原区丁(よろ)
由来は不明ですが、道を整備する労働者に由来との説があり、上記の千葉県香取市と同様に丁(よほろ)が転じた可能性があります。

参考画像

京都市上京区三丁町(さんていちょう)
現代地図で町の最長距離を計測

▼参照サイト

京都市上京区三丁町/さんていちょう:Google Map (地図)

京都市上京区仕丁町/していちょう:Google Map (地図)

丁の文化/丁(ようろ)の由来:ほたるの里:丁(ようろ)

よほろ/丁:weblilo:学研全訳古語辞典

せいてい/正丁:Goo辞書:律令制度

丁/総合情報:ウィクショナリー日本語版

丁/陰陽五行説:ウィキペディア


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