当ページ更新日:2017-04-28
2020年度実施「学習指導要領改定案」でキーボード入力,英語教育の問題が浮上しているようですが、当サイト管理人は「英語教育に限らず外国語教育にローマ字は不要」であり、「キーボード入力」、日本人向け「パスポート表記」、外国人向け「ローマ字表記」、これらは別問題と考えています。
Michael Jackson多用カタカナ表記:マイケル・ジャクソン推測ローマ字読み:ミチャエル・ジャククソンJackie Chan多用カタカナ表記:ジャッキー・チェン推測ローマ字読み:ジャクキエ・チャンGodzilla多用カタカナ表記:ゴジラ推測ローマ字読み:ゴドジッラ
小学生の英語教育他の外語語教育でも同様ですが、外国語と日本語とは「母音」,「子音」が異なり、「英語とローマ字とは無関係」を認識させた方が良いと考えます。国際化に向けて「小学校の英語教育」では、教科書の末尾ページ(または別冊子)において、「主要言語ABC(アルファベット相当)の読み書き」があれば良いのではと考えます。能力テストのようなことと関連付けせず、「世界では色々な読み書きがある」ということを認識すれば充分と思います。キーボード入力第二回で特集しましたが、「何ができるか」及び「どんな危険があるか」が重要であり、入力方法は自由と考えています。パスポート表記文字「訓令式」や例外表記は手続きなどに不利があり、事実上「ヘボン式」となっているようです。何れにしても、日本国籍の人の海外渡航が対象であり別問題。地名,駅名,道路標識など主に外国人向けですが、現在は関連省庁や地方自治体での表記方法が不統一。莫大な予算の問題が絡むので、国民感情も含め多様な問題が想像されますが、国(内閣)の責任において「将来あるべき表示」を統一指標として出すべきと思われます。
英国英語と米国英語では発音が異なる場合があり、またラテン系,フランス系,ドイツ系などの方も発音が異なる場合が多くあります。外国語教育で完璧に近い英語を求めるより、不完全な英語と自覚してのコミュニケーションが重要と考えます。現在「L」と「R」はカタカナ表記では同一、「B」と「V」は別カタカナ表記がありますが正式な統一ルールは無し、更に母音の読み方が絡むのでローマ字的な発音には無理があります。日本人名が読まれる場合(主にパスポート)、逆に日本人が外国人の名前を読む場合、少なくとも人名においては、より正確な発音ができる環境整備ができれば、良いのですが....。
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