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朱華色(日本の位色)は万葉集の[はねず色]?

Q:朱華[ハネズ]について[2006-06-20]大伴不明

日本の位色・天武天皇60階と持統天皇56階にある[朱華]は万葉集に歌われている[はねず]と同一でしょうか?万葉集の解釈と皇子・皇族の位色とが結びつかないのですが?

A:管理人より[2006-06-21]

天武天皇以降は冠の色から衣服の色を位色としたとされていますが、皇子・皇族の位色[朱華]は官位制度に例外を認めないという形式が優先され、実際には着用されていないことも通説となっています。これは当時の国家権力の基盤がまだ危ういものであったことの象徴ともなっています。

平安時代の延喜式にも染色法は存在せず、万葉集に登場する[はねず]の解釈から[庭梅]の花の色が、一般的な色となったようです。

万葉集の[はねず]については、専門に研究されている方の下記解釈をご参照ください。

A:きょう[2006-06-26]

万葉集には4首に登場します。朱華(はねず)色に染色された衣服は、灰で洗濯すると色落ちがします。そのことから、「はねず色」は移ろいやすい心を導く枕詞として使われるようになったと考えられます。

思はじと、言ひてしものを、はねず色の、うつろひやすき、我が心かも
作者:大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)

あなたのことは思わないようにしようと言ったはずなのに、はねずの花の色が移ろいやすいように、私の心も移ろいやすいことです。(また、あなたのことを思っています。)

下記サイトより許可をいただき引用形式で掲載させていただきました。(管理人)

たのしい万葉集(manyo-syu): 万葉集入門ページです

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